Difference between revisions of "UO:2001-11-29: The Challenge"
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Alone on a cliff overlooking the Jukan fortress, Dasha removed her eclectic armor of leather and polished metal. A warm wind ruffled her spotted fur. Obsidian eyes captured the valley before her, watching for a fiery signal. | Alone on a cliff overlooking the Jukan fortress, Dasha removed her eclectic armor of leather and polished metal. A warm wind ruffled her spotted fur. Obsidian eyes captured the valley before her, watching for a fiery signal. | ||
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Dasha grumbled to herself, ''Fight first, then interrogate. If he would rather die than explain his misdeeds, it shall not pain me to oblige him!'' And she charged as furiously as the hulking warlord himself, her eyes ablaze with a lust for revenge. | Dasha grumbled to herself, ''Fight first, then interrogate. If he would rather die than explain his misdeeds, it shall not pain me to oblige him!'' And she charged as furiously as the hulking warlord himself, her eyes ablaze with a lust for revenge. | ||
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+ | 険しい崖から独りジュカの要塞を見下ろしながら、ダーシャ(Dasha)は気に入っている皮の鎧を脱ぎ、その金属部分を磨いていた。暖かい風が彼女の斑模様の毛皮を撫でるように吹いた。その黒曜石の様な目は、炎の合図を確認しつつ、目の前に広がる谷を捉えていた。 | ||
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+ | 彼女の背に広がる夕焼けは、空を広大かつ豪華な劇場へと変えていた。しかし、谷の下から空を見上げる者に高く、隆起した岩山の間にある彼女のシルエットを捉える事は出来なかった。彼女は要塞の壁の上で警備に当たっていたり、要塞の周りを取り囲むように建っている家に住んでいるような、個人としてのジュカを理解出来ずにいた。町から窺える唯一の動きといえば、ランタンの灯火を点けている事くらいであった。調理の際の火が羽状の煙となって空に立ち昇っていく。夕刻の風は、秋がやがて来る冬を拒絶しているかの如く、穏やかな微風となって谷間を吹き抜けて行った。 | ||
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+ | そのミーア戦士は、先端が平坦になっている巨礫の上に、鎧を整理しながら腰掛けた。その時は鎧を必要とはしていなかった。ジュカの警備兵がこの岩の多い坂をよじ登って来る事は無かった。これらの乾いた山々の唯一の住人は、訳の解らぬ言語を用いる人間の一種族であり、彼らの荒い造りの武器は、彼女にとって恐怖でも何でもなかった。風の中で鎧を着た時、重要なその一夜を導いてくれる偉大な先祖の魂を呼び出した。ジュカがトーチに火を灯し、二つの種族の試練が始まろうとしている。 | ||
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+ | 腹の辺りに僅かばかりの刺激を感じ、彼女は魂の到着を悟った。その感覚は手足や顔に広がっていき、やがて全身に力と冷静さがみなぎっていった。彼女は魂の到着を歓迎した。先祖達はミーアの叡智を構成していた。そして長く、充実した人生を送り、後により純粋な存在になっていくのであった。クリスタルの尖塔にある天上の都市から、彼らは大地と木々とを駆け抜ける若い魂に手助けしながら、下劣な王国を覗っていた。ダーシャは彼らの助けに感謝した。彼女は尊敬を受ける戦士であり将校であったが、彼女の生命は二百回の夏至を迎えるには及ばない物であった。彼女はまだ光明を見出すには若すぎた。もし、彼女が今日死ぬのならば、彼女の魂は若いミーアの体に宿り、物質的な存在における戦闘や交渉といった事について教えることになるだろう。そして、彼女の高い功績から、数世紀の経過だけで、彼女は来世にある聖なる尖塔に住む高尚な先祖の列に加わる事になるだろう。 | ||
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+ | もちろん、今夜死ぬ訳には行かなかった。彼女は屈強のジュカ戦士に対面し、彼から説明を求めねばならなかった。ジュカの軍はミーアの故郷である森林を破壊した。彼女は敵が名誉の伝統を破ってまでそういった事をした理由を知りたかった。古来からのジュカとミーアの均衡は、その回答にかかっていると言っても過言ではなかった。新たな光が街の中で光った。一点の星のような炎が石壁の要塞にある高いタワーの頂上に現れた。鼓動が高鳴るのがわかる。それこそ合図であった。ウォーロード・ケイバー(Warlord Kabur)が彼女の提案に応じ、1時間以内に現れるというサインであった。 | ||
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+ | 永遠の存在である先祖達の導きによって加護されながら、彼女は肩に掛けた鞄の中に装備を詰め込み、薄暮の中へと進んで行った。 | ||
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+ | かつてダーシャが古の森に住んでいた頃、夕暮れはゆっくりと眠りにつく前の瞬きのようにしてやって来るものであった。彼女はその安らぎを覚える光景を目にする事は無くなった。この辺りの山々では、夜は石や雑木林を飲み込みながらやって来る黒い影が押し寄せるようにして訪れるのであった。彼女は迷宮の薄暗がりを音も無くそっと歩いた。彼女の目的地は、二つの鋭い角を持った岩に挟まれた洞窟であった。そしてそこでは安らかな風が吹いていた。地上で洞窟の扉が開くまで、彼女はクロスボウの矢を装填していた。そして彼女は冷たく暗い入り口に歩み寄り、装備を付け始めた。そのような事をしつつ、彼女は一世紀の間に渡って戦ってきた敵に関する知識を思い起こしていた。 | ||
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+ | ジュカは強固な肉体と意志とを持った粗暴な種族であった。高度な技術と文化がありながらも、それらは生きている事の究極の実感を彼らにもたらす事は無かった。この荘厳なまでの喜びへの衝動が戦いへの強い欲望に変わるのは至極当然の事であった。ジュカの氏族たちは情け容赦ない熱情を以ってお互いに戦った。そして、ある一つの氏族がやって来て、他を支配するようになると、その結合したジュカ全体が、今度は隣人であるミーア社会へと攻撃対象を変えてきた。二つの種族間の戦争は伝説と歴史とを通じて知れ渡る事になった。 | ||
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+ | 更に、ミーアと違って、ジュカは生命の再来という事に重きを置かなかった。これらの翡翠色の肌をした戦士達は、一回限りの人生を送った。その死に名声を伴えば名誉の大聖堂へ、不名誉な死であれば忘却の彼方へと送られるのであった。その様な事から、ジュカは躍起になって栄光と名誉とを追求するのであった。彼らの社会の中核には、揺ぎ無い徳、勇気と率直さ、そして敵への敬意という伝統が根付いていた。彼らの魂は、それらの掟と言ってもいい物への忠実な厳守を基盤としていた。ジュカはその事を道(the Way)と呼んだ。まるで、それ以外の物は存在しないかの如く。 | ||
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+ | ジュカの軍はミーアの森を焼き尽くした段階で、彼ら自身の道を踏み躙った。彼らの謎多き、新たな支配者であり、奇妙な名前のエクソダス(Exodus)がそうするように命じたのだ。しかしダーシャは、ジュカが不名誉に繋がるような事を説得されても強要されても決してしないという事を知っていた。薄汚れた呪法。それのみが、この劇的な変化を説明する事が出来た。彼女はウォーロード・ケイバー自身に問い掛ける事で、その真偽を確認しようとしていた。それを知ることによってのみ、ミーアが復讐を果たす術を知る事が出来るのだ。 | ||
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+ | 先祖達はダーシャの心に平静をもたらしてくれた。それは、ミーアの古来からの故郷を破壊し尽くした将軍に会って逆上してしまいそうな彼女にとっては、ありがたい物であった。 | ||
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+ | 中から見ると、洞窟の入り口は目立たないようにした逆茂木のようであった。巨大な影が、その隙間を埋めた時、光が消えた。ダーシャはたじろいだ。とても低い声が轟いた。『お前が私のようにしても、私は驚いたりはせぬがな。お前に残されている勝利への希望はただ一つ。戦う事であろう。』 | ||
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+ | ウォーロード・ケイバーは洞窟にランタンを持ってやって来た。もう一方の手にはクロスボウを持っていた。彼の手に比べると、それは小さく見えた。ケイバーは大柄なジュカの中でも巨人戦士と呼ぶに相応しい体格をしていた。強固な鋼の鎧と金のすね当てが、彼の大きさをより強調していた。全てのジュカと同様に、彼もまた彼女にとっては気難しく思われた。鼻はなく、爬虫類のような目をしており、その口は小さく、そして硬かった。しかし、ケイバーの表情はそれ以上の何か他のものを明らかにしているようであった。何かは解らないが、その何かが彼の視線をより険しいものにした。彼女は自らも睨みつける事で対抗しなければならないような気がした。 | ||
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+ | 『私に会いに来たのだろう。』彼女は言った。『ブラック・デュエル(Black Duel)の儀式に則って。私はお前が為した不名誉な行いの説明と贖いを求めにやって来たのだ。』 | ||
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+ | 将軍は低く唸るような声で言った。『お前の残していった通牒とシルクのスカーフは確かに受け取った。ジュカの習慣について、よく知っているようだな。』 | ||
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+ | 『私はお前の祖父が生まれる前から、お前達ジュカと戦ってきているのだ。ジュカはいつでも道を尊んできた事も知っている。だからこそ、お前はブラック・デュエルを尊重し、秘密裏に私に会いに来たのだろう?』 | ||
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+ | ケイバーのエメラルドの唇がねじれて作り笑いとなった。『私はお前達の故郷である森を焼き尽くした。それなのにお前は私がまだ古い掟などに囚われているとでも思うのか?』 | ||
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+ | 『お前の祖父や父は名誉の決闘を重んじてきた。お前の一門への名望がお前に同じ事をさせるはずだ。』 | ||
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+ | 『私は新しい価値を創造しようとしているのだ。勝利という名の価値が私を手招きしているのだ。』彼は狭い入り口から、より天井の高い洞窟の奥深くへと入って来た。洞窟の外からは多くの足音が金属音を伴って鳴っているのが聞こえてくる。彼女は目を細めて言った。『邪魔するなら、外のものは全て消す。』 | ||
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+ | 『邪魔するべきブラック・デュエルなどありはしない。ここに来たのはお前をエクソダス様の御前に連れてゆく為。一族の中でも多くの事が変わったのだ。尤も、ミーアに解って貰おうとは思わぬがな。』 | ||
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+ | その時、彼女は生命の危機にある事を理解していた。ケイバーは道を捨てたのだ。彼は一対一の決闘を彼女を捕らえる策略として受け入れたのだ。すぐに突入してくるジュカの戦士の嵐のような足音で洞窟中が満たされる事になった。槍の先端がケイバーのランタンの灯りを受けて光った。 | ||
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+ | 全てのミーア戦士と同じく、彼女の武器無しでの戦闘の技術はジュカの戦士のぎこちない戦斧の振りを圧倒していた。霧の如く彼らの周りや、その間を動き回って彼らの皮のような体の継ぎ目を撃ち、彼らの鎧自体を武器にしてしまうかのように、鋼の鎧を血管や骨に当たるように打ち当てた。戦士達が一山の塊となった時、彼女は洞窟の闇を破るような光を放つ呪文を素早く唱え、彼らを蹴散らした。数秒後には岩肌のあちらこちらで無残な死体が散らばっていた。 | ||
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+ | 外では他の戦士達が叫んでいた。ダーシャは深呼吸した。全軍を壊滅させる事は不可能だ。しかし、目標は目の前にあるのだ。ウォーロード・ケイバーに斬り込む直線位置に障害となるジュカはいなかった。彼女はその巨大な戦士のもとに跳んだ。彼は彼女が飛び掛ってくるのを見て大声をあげ、彼女の方向に向けて倒れた戦士のハルバードを振り回した。彼女はその必殺の一撃をかわし、その武器の長い柄を掴んだ。光のような速さで動き、彼女は地面に倒れた。それと同時にケイバーは洞窟の奥へと投げ飛ばされた。 | ||
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+ | 彼はダーシャが洞窟の床で唱えたルーンを通り越すと同時に消え去った。 | ||
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+ | 彼女も素早く後を追った。魔法の呪文は彼女を光で包む。彼女は山のより深い場所にある他の洞窟の中に現れた。彼女は足元にある同じルーンを他のジュカがやって来ないようにブーツでかき消した。そして、装備を付け直し、驚いているウォーロードを目の当たりにしながら、自らの高貴さを取り戻した。 | ||
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+ | 彼らは決闘の場所として設けられた輪状に並べられた蝋燭の中にいた。巨大で暗い窪みが彼らの周りに浮かんでいた。来世のような凝縮された静けさの中で、ダーシャは腕を組み呟いた。『ブラック・デュエルに訴え出たのは邪魔なしで話ができると思ったからです。後でどうなっても構いませんから、どうか暫くこのままで。』 | ||
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+ | 揺らめく蝋燭の火がジュカの目の中の憤激を明らかにした。彼はハルバードの柄を二つの拳で互いに握り直していた。『お前が戦いによって私を説得しようというのなら、ダーシャよ、お前はもう成功していると言っていいだろう。偉大な母の名にかけて、ミーアの森をそうしたように、お前も切り刻んでやろう!』 | ||
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+ | 嵐のように彼は彼女がわからない位の連続した攻撃を浴びせてきた。彼女は彼のハルバードによる打撃を避けるため、宙返りして後方に押されざるを得なかった。その隙に、彼は次の攻撃の用意をした。ほんの暫くの間、ダーシャは再びウォーロード・ケイバーについての判断を誤っていないのだろうかと考えた。高貴な先祖達は彼女の中にいた。しかし、彼らですら不名誉なジュカなどに遭遇した事はないのだ。古の叡智はこの奇妙なジュカの軍の暗黒の復活に打ち勝つ事が出来るのであろうか? | ||
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+ | ダーシャは自分自身に向かってぼやいた。まず戦おう、それから尋問すればいい。もし誤りの弁解よりも死を選ぶのならば、私が殺したも同然だ。それはそれでいいだろう!そして彼女は図体の大きいウォーロードと同じ位に猛然と攻撃を開始した。彼女の目は復讐への強い欲求に燃え立っていた。 | ||
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Latest revision as of 09:26, 31 May 2017
Note: This is part of an overall story titled 'A Tale of Revenge' which was written to introduce the Lord Blackthorn's Revenge expansion.
- A Tale of Revenge
- Chapter 1: Beginnings
- Chapter 2: The Challenge
- Chapter 3: Clash in the Darkness
- Chapter 4: The Beast
- Chapter 5: Revenge
- Chapter 6: Inferno
- Chapter 7: Change
- Chapter 8: The Watcher
Alone on a cliff overlooking the Jukan fortress, Dasha removed her eclectic armor of leather and polished metal. A warm wind ruffled her spotted fur. Obsidian eyes captured the valley before her, watching for a fiery signal.
The sunset at her back transformed the sky into a giant, lavish theater. Yet onlookers from the valley below would not recognize her silhouette among the high, jumbled crags. Neither could she make out individual Juka upon the fortress walls or amid the sea of roofs surrounding it. The only movement inside the city came from waking lanterns. Cook fires smudged the sky with bitter plumes. The evening air rolled around the valley in a mild, temperate breeze, late autumn's denial of the oncoming cold.
The Meer warrior crouched on a smooth-topped boulder, her armor in a neat pile beside her. She did not need it at the moment. No Jukan patrols came this far up the rocky slopes. The only inhabitants of these dry mountains were tribes of gibbering humans, whose crude weapons posed her no threat. Clothed in the wind, she called on the spirits of the exalted ancestors to guide her through this pivotal night. Once the Juka ignited the signal torch below, the trial of two races would begin.
The spirits came to Dasha as a tingle in her belly. The sensation fanned out to her limbs and face, a suffusion of power and tranquility. She welcomed the presence. The ancestors comprised the wisest of the Meer, those elders who had crafted long, fruitful lives and then passed on to a purer state. From their ethereal city of crystal spires they watched the baser realms, aiding young spirits who trod the earth and trees. Dasha was grateful for their help. Though she was an esteemed warrior and officer, her life had spanned less than two hundred solstices. She was still too fleshbound to know enlightenment. If she were to die tonight, her spirit would return in a new Meer body and continue the lessons of material existence. Only with the passage of centuries would she join her exalted ancestors in the holy spires of the afterlife.
Of course, Dasha did not plan to die tonight. She would face the mightiest of Jukan warriors and extract from him an explanation. The Jukan army had destroyed the forest home of the Meer. She would learn why her enemies had betrayed their own traditions of honor. The ancient balance of Juka and Meer depended on the answer.
A new light blinked in the city. Atop a high tower of the stone-walled fortress appeared a single, starlike flame. Dasha's heart quickened. That was the signal. Warlord Kabur had agreed to her proposition. He would arrive within an hour.
Blessed with the guidance of the eternal ancestors, she collected her armor in a satchel and crept off into the twilight.
When Dasha had lived in the old forest, dusk had fallen like long, dark eyelashes. She would miss that restful sight. Here in the mountains the night rolled in like an avalanche of shadows, swallowing up boulders and scrub. She slid without a sound through the labyrinthine gloom. Her destination was a cave pressed between two jagged rocks, where the calm breeze whistled. In the ground before the cave opening she stuck a crossbow quarrel. Then she walked into the cool, black entrance and began to don her gear. As she did so, she reviewed her knowledge of the enemy she had fought for a century.
The Juka were a brutal race, hard of flesh and hard of will. Though sophisticated in their skills and culture, they hungered most of all to enjoy life's infinite sensations. This sublime urge for pleasure was crowned by a roaring lust for combat. The Jukan clans fought each other with unrelenting fervor. And when a single clan came to dominate the others, the united Juka would turn their aggression toward the neighboring society of the Meer. The wars between the two races echoed through legend and history.
Yet unlike the Meer, the Juka did not enjoy the privilege of reincarnation. These jade-skinned warriors passed through the world only once, bound for the Great Hall of Honor if they died with distinction, bound for oblivion if they died in disgrace. And so the Juka absorbed themselves in the pursuit of glory and honor. At the core of their society lay a tradition of unshakable virtues, of courage and honesty and respect for one's enemy. Their souls depended on strict adherence to this code. The Juka called it the Way, as if there were no other.
The Jukan army had trampled the Way when they burned the Meer forest to the ground. Their mysterious new lord, the strangely-named Exodus, had commanded them to do so. But Dasha knew the Juka could neither be persuaded nor coerced into dishonor. Foul sorcery alone could account for the drastic change. She intended to confirm her suspicion by speaking to Warlord Kabur himself. Only with this knowledge could the Meer proceed with their just revenge.
Thankfully the ancestors brought calm to Dasha's mind, for her blood burned to meet the general who had destroyed her people's ancient home.
From inside, the cave mouth was a slash of fading colors. The light vanished when an enormous shape filled the gap. Dasha flinched. A deep voice boomed, “I should not be surprised by this gesture of yours. Single combat is the only hope you have left for victory.”
Warlord Kabur brought a lantern into the cave. His other hand clutched the crossbow quarrel. It looked small in his grip. Kabur was a giant of a warrior even among his strapping race. Robust armor of steel and gold padding accentuated his size. Like all Juka he seemed dour to her, with no nose, reptilian eyes and a small, hard mouth. But Kabur's face revealed something more, a cunning that sharpened his glance. She felt compelled to match his stare with her own.
“Yet you have come to meet me," she said, "according to the ritual of the Black Duel. I challenge you to explain your dishonorable conduct, and to atone for it.”
The general grunted, “I did receive the note and silk scarf you left me. You know much of the customs of the Juka.”
“I have fought your kind since before your grandfather was born. I know that the Juka have always honored the Way. And I knew that you would respect the Black Duel and meet me in secret.”
Kabur's emerald lips twisted into a smirk. “I have razed the forest of yours and you still imagine that I am bound to the old codes?”
“Your grandfather and father respected duels of honor. The reputation of your clan instructs you to do the same.”
“I am forging a new reputation. Victory beckons me now.”
He stepped deeper inside the tall cave and away from the narrow entrance. Dasha heard the clatter of footsteps outside. She hardened her eyes. “Your soldiers will die if they interrupt us.”
“There is no Black Duel to interrupt. I have come to bring you before Exodus. Much has changed among the clans, though I would not expect a Meer to understand.”
And she knew then that her life was in danger. Kabur had abandoned the Way. He had accepted the challenge of single combat as a ruse to capture her. An instant later the cave filled with sound as a stream of Jukan soldiers intruded. The tips of their spears flashed in the light of Kabur's lantern.
Naturally she had accounted for such a betrayal. Without hesitation she leapt among her attackers.
Like all Meer warriors, her skill with weaponless combat overmatched the Jukas' clumsy polearms. She moved like mist around and between them, striking at the joints of their leathery bodies, crushing steel plates against veins and bones so that their own armor became a weapon against them. When the soldiers clustered together, she scattered them with quick spells that flashed away the shadows. In seconds their bodies strewed the rocky ground.
More soldiers shouted outside. Dasha caught her breath. She could not defeat an entire army, but her objective was now at hand. No Juka blocked the way to Warlord Kabur. She sprang at the giant warrior. He bellowed in response and whirled a fallen soldier's halberd in her path. She ducked its lethal blade, then latched a grip on the weapon's long haft. With a lightning move she dropped to the ground and threw Kabur deeper into the cave.
He vanished the instant he passed over a blink rune that Dasha had inscribed on the cave floor.
She followed quickly. The magic spell wrapped her in light. She appeared inside another cave, deeper within the mountain. With her boot she erased the matching rune underfoot, to prevent other Juka from coming through. Then she rose to her full, proud height, facing the startled warlord who was regaining his bearings.
They stood inside a ring of candles that defined a dueling space. A vast, dark cavern hovered around them. In the dense stillness of the underworld Dasha crossed her arms and murmured, “I invoked the Black Duel so we might talk unhindered. I intend for us to do so whether you spurn me or not.”
The fluttering candlelight revealed fury in the Juka's eyes. He snapped two fists around the shaft of his halberd. “If you wanted to persuade me to fight, then you have succeeded, Dasha. By the Great Mother, I shall cut you down like I did the forest of the Meer!”
Like a storm he roared upon her with a series of attacks she did not recognize. She was forced to somersault backwards to evade the strokes of his blade. Then he prepared another charge. For a brief moment Dasha wondered if she might not have misjudged Warlord Kabur again. The exalted ancestors remained inside her, but even they had not encountered a dishonorable Juka before. Could ancient wisdom overcome this strange, black renaissance of the Jukan enemy?
Dasha grumbled to herself, Fight first, then interrogate. If he would rather die than explain his misdeeds, it shall not pain me to oblige him! And she charged as furiously as the hulking warlord himself, her eyes ablaze with a lust for revenge.
険しい崖から独りジュカの要塞を見下ろしながら、ダーシャ(Dasha)は気に入っている皮の鎧を脱ぎ、その金属部分を磨いていた。暖かい風が彼女の斑模様の毛皮を撫でるように吹いた。その黒曜石の様な目は、炎の合図を確認しつつ、目の前に広がる谷を捉えていた。
彼女の背に広がる夕焼けは、空を広大かつ豪華な劇場へと変えていた。しかし、谷の下から空を見上げる者に高く、隆起した岩山の間にある彼女のシルエットを捉える事は出来なかった。彼女は要塞の壁の上で警備に当たっていたり、要塞の周りを取り囲むように建っている家に住んでいるような、個人としてのジュカを理解出来ずにいた。町から窺える唯一の動きといえば、ランタンの灯火を点けている事くらいであった。調理の際の火が羽状の煙となって空に立ち昇っていく。夕刻の風は、秋がやがて来る冬を拒絶しているかの如く、穏やかな微風となって谷間を吹き抜けて行った。
そのミーア戦士は、先端が平坦になっている巨礫の上に、鎧を整理しながら腰掛けた。その時は鎧を必要とはしていなかった。ジュカの警備兵がこの岩の多い坂をよじ登って来る事は無かった。これらの乾いた山々の唯一の住人は、訳の解らぬ言語を用いる人間の一種族であり、彼らの荒い造りの武器は、彼女にとって恐怖でも何でもなかった。風の中で鎧を着た時、重要なその一夜を導いてくれる偉大な先祖の魂を呼び出した。ジュカがトーチに火を灯し、二つの種族の試練が始まろうとしている。
腹の辺りに僅かばかりの刺激を感じ、彼女は魂の到着を悟った。その感覚は手足や顔に広がっていき、やがて全身に力と冷静さがみなぎっていった。彼女は魂の到着を歓迎した。先祖達はミーアの叡智を構成していた。そして長く、充実した人生を送り、後により純粋な存在になっていくのであった。クリスタルの尖塔にある天上の都市から、彼らは大地と木々とを駆け抜ける若い魂に手助けしながら、下劣な王国を覗っていた。ダーシャは彼らの助けに感謝した。彼女は尊敬を受ける戦士であり将校であったが、彼女の生命は二百回の夏至を迎えるには及ばない物であった。彼女はまだ光明を見出すには若すぎた。もし、彼女が今日死ぬのならば、彼女の魂は若いミーアの体に宿り、物質的な存在における戦闘や交渉といった事について教えることになるだろう。そして、彼女の高い功績から、数世紀の経過だけで、彼女は来世にある聖なる尖塔に住む高尚な先祖の列に加わる事になるだろう。
もちろん、今夜死ぬ訳には行かなかった。彼女は屈強のジュカ戦士に対面し、彼から説明を求めねばならなかった。ジュカの軍はミーアの故郷である森林を破壊した。彼女は敵が名誉の伝統を破ってまでそういった事をした理由を知りたかった。古来からのジュカとミーアの均衡は、その回答にかかっていると言っても過言ではなかった。新たな光が街の中で光った。一点の星のような炎が石壁の要塞にある高いタワーの頂上に現れた。鼓動が高鳴るのがわかる。それこそ合図であった。ウォーロード・ケイバー(Warlord Kabur)が彼女の提案に応じ、1時間以内に現れるというサインであった。
永遠の存在である先祖達の導きによって加護されながら、彼女は肩に掛けた鞄の中に装備を詰め込み、薄暮の中へと進んで行った。
かつてダーシャが古の森に住んでいた頃、夕暮れはゆっくりと眠りにつく前の瞬きのようにしてやって来るものであった。彼女はその安らぎを覚える光景を目にする事は無くなった。この辺りの山々では、夜は石や雑木林を飲み込みながらやって来る黒い影が押し寄せるようにして訪れるのであった。彼女は迷宮の薄暗がりを音も無くそっと歩いた。彼女の目的地は、二つの鋭い角を持った岩に挟まれた洞窟であった。そしてそこでは安らかな風が吹いていた。地上で洞窟の扉が開くまで、彼女はクロスボウの矢を装填していた。そして彼女は冷たく暗い入り口に歩み寄り、装備を付け始めた。そのような事をしつつ、彼女は一世紀の間に渡って戦ってきた敵に関する知識を思い起こしていた。
ジュカは強固な肉体と意志とを持った粗暴な種族であった。高度な技術と文化がありながらも、それらは生きている事の究極の実感を彼らにもたらす事は無かった。この荘厳なまでの喜びへの衝動が戦いへの強い欲望に変わるのは至極当然の事であった。ジュカの氏族たちは情け容赦ない熱情を以ってお互いに戦った。そして、ある一つの氏族がやって来て、他を支配するようになると、その結合したジュカ全体が、今度は隣人であるミーア社会へと攻撃対象を変えてきた。二つの種族間の戦争は伝説と歴史とを通じて知れ渡る事になった。
更に、ミーアと違って、ジュカは生命の再来という事に重きを置かなかった。これらの翡翠色の肌をした戦士達は、一回限りの人生を送った。その死に名声を伴えば名誉の大聖堂へ、不名誉な死であれば忘却の彼方へと送られるのであった。その様な事から、ジュカは躍起になって栄光と名誉とを追求するのであった。彼らの社会の中核には、揺ぎ無い徳、勇気と率直さ、そして敵への敬意という伝統が根付いていた。彼らの魂は、それらの掟と言ってもいい物への忠実な厳守を基盤としていた。ジュカはその事を道(the Way)と呼んだ。まるで、それ以外の物は存在しないかの如く。
ジュカの軍はミーアの森を焼き尽くした段階で、彼ら自身の道を踏み躙った。彼らの謎多き、新たな支配者であり、奇妙な名前のエクソダス(Exodus)がそうするように命じたのだ。しかしダーシャは、ジュカが不名誉に繋がるような事を説得されても強要されても決してしないという事を知っていた。薄汚れた呪法。それのみが、この劇的な変化を説明する事が出来た。彼女はウォーロード・ケイバー自身に問い掛ける事で、その真偽を確認しようとしていた。それを知ることによってのみ、ミーアが復讐を果たす術を知る事が出来るのだ。
先祖達はダーシャの心に平静をもたらしてくれた。それは、ミーアの古来からの故郷を破壊し尽くした将軍に会って逆上してしまいそうな彼女にとっては、ありがたい物であった。
中から見ると、洞窟の入り口は目立たないようにした逆茂木のようであった。巨大な影が、その隙間を埋めた時、光が消えた。ダーシャはたじろいだ。とても低い声が轟いた。『お前が私のようにしても、私は驚いたりはせぬがな。お前に残されている勝利への希望はただ一つ。戦う事であろう。』
ウォーロード・ケイバーは洞窟にランタンを持ってやって来た。もう一方の手にはクロスボウを持っていた。彼の手に比べると、それは小さく見えた。ケイバーは大柄なジュカの中でも巨人戦士と呼ぶに相応しい体格をしていた。強固な鋼の鎧と金のすね当てが、彼の大きさをより強調していた。全てのジュカと同様に、彼もまた彼女にとっては気難しく思われた。鼻はなく、爬虫類のような目をしており、その口は小さく、そして硬かった。しかし、ケイバーの表情はそれ以上の何か他のものを明らかにしているようであった。何かは解らないが、その何かが彼の視線をより険しいものにした。彼女は自らも睨みつける事で対抗しなければならないような気がした。
『私に会いに来たのだろう。』彼女は言った。『ブラック・デュエル(Black Duel)の儀式に則って。私はお前が為した不名誉な行いの説明と贖いを求めにやって来たのだ。』
将軍は低く唸るような声で言った。『お前の残していった通牒とシルクのスカーフは確かに受け取った。ジュカの習慣について、よく知っているようだな。』
『私はお前の祖父が生まれる前から、お前達ジュカと戦ってきているのだ。ジュカはいつでも道を尊んできた事も知っている。だからこそ、お前はブラック・デュエルを尊重し、秘密裏に私に会いに来たのだろう?』
ケイバーのエメラルドの唇がねじれて作り笑いとなった。『私はお前達の故郷である森を焼き尽くした。それなのにお前は私がまだ古い掟などに囚われているとでも思うのか?』
『お前の祖父や父は名誉の決闘を重んじてきた。お前の一門への名望がお前に同じ事をさせるはずだ。』
『私は新しい価値を創造しようとしているのだ。勝利という名の価値が私を手招きしているのだ。』彼は狭い入り口から、より天井の高い洞窟の奥深くへと入って来た。洞窟の外からは多くの足音が金属音を伴って鳴っているのが聞こえてくる。彼女は目を細めて言った。『邪魔するなら、外のものは全て消す。』
『邪魔するべきブラック・デュエルなどありはしない。ここに来たのはお前をエクソダス様の御前に連れてゆく為。一族の中でも多くの事が変わったのだ。尤も、ミーアに解って貰おうとは思わぬがな。』
その時、彼女は生命の危機にある事を理解していた。ケイバーは道を捨てたのだ。彼は一対一の決闘を彼女を捕らえる策略として受け入れたのだ。すぐに突入してくるジュカの戦士の嵐のような足音で洞窟中が満たされる事になった。槍の先端がケイバーのランタンの灯りを受けて光った。
全てのミーア戦士と同じく、彼女の武器無しでの戦闘の技術はジュカの戦士のぎこちない戦斧の振りを圧倒していた。霧の如く彼らの周りや、その間を動き回って彼らの皮のような体の継ぎ目を撃ち、彼らの鎧自体を武器にしてしまうかのように、鋼の鎧を血管や骨に当たるように打ち当てた。戦士達が一山の塊となった時、彼女は洞窟の闇を破るような光を放つ呪文を素早く唱え、彼らを蹴散らした。数秒後には岩肌のあちらこちらで無残な死体が散らばっていた。
外では他の戦士達が叫んでいた。ダーシャは深呼吸した。全軍を壊滅させる事は不可能だ。しかし、目標は目の前にあるのだ。ウォーロード・ケイバーに斬り込む直線位置に障害となるジュカはいなかった。彼女はその巨大な戦士のもとに跳んだ。彼は彼女が飛び掛ってくるのを見て大声をあげ、彼女の方向に向けて倒れた戦士のハルバードを振り回した。彼女はその必殺の一撃をかわし、その武器の長い柄を掴んだ。光のような速さで動き、彼女は地面に倒れた。それと同時にケイバーは洞窟の奥へと投げ飛ばされた。
彼はダーシャが洞窟の床で唱えたルーンを通り越すと同時に消え去った。
彼女も素早く後を追った。魔法の呪文は彼女を光で包む。彼女は山のより深い場所にある他の洞窟の中に現れた。彼女は足元にある同じルーンを他のジュカがやって来ないようにブーツでかき消した。そして、装備を付け直し、驚いているウォーロードを目の当たりにしながら、自らの高貴さを取り戻した。
彼らは決闘の場所として設けられた輪状に並べられた蝋燭の中にいた。巨大で暗い窪みが彼らの周りに浮かんでいた。来世のような凝縮された静けさの中で、ダーシャは腕を組み呟いた。『ブラック・デュエルに訴え出たのは邪魔なしで話ができると思ったからです。後でどうなっても構いませんから、どうか暫くこのままで。』
揺らめく蝋燭の火がジュカの目の中の憤激を明らかにした。彼はハルバードの柄を二つの拳で互いに握り直していた。『お前が戦いによって私を説得しようというのなら、ダーシャよ、お前はもう成功していると言っていいだろう。偉大な母の名にかけて、ミーアの森をそうしたように、お前も切り刻んでやろう!』
嵐のように彼は彼女がわからない位の連続した攻撃を浴びせてきた。彼女は彼のハルバードによる打撃を避けるため、宙返りして後方に押されざるを得なかった。その隙に、彼は次の攻撃の用意をした。ほんの暫くの間、ダーシャは再びウォーロード・ケイバーについての判断を誤っていないのだろうかと考えた。高貴な先祖達は彼女の中にいた。しかし、彼らですら不名誉なジュカなどに遭遇した事はないのだ。古の叡智はこの奇妙なジュカの軍の暗黒の復活に打ち勝つ事が出来るのであろうか?
ダーシャは自分自身に向かってぼやいた。まず戦おう、それから尋問すればいい。もし誤りの弁解よりも死を選ぶのならば、私が殺したも同然だ。それはそれでいいだろう!そして彼女は図体の大きいウォーロードと同じ位に猛然と攻撃を開始した。彼女の目は復讐への強い欲求に燃え立っていた。